セラピストの骨折日記⑩

利き手が使えない!

私が実際にやって「これはよかった」と思った工夫

*実際の手の状態の写真があります

苦手な方はご注意くださいね!

 

手首を骨折して、利き手の右手が使えなくなった私。

退院後は買い物や料理、洗濯など、今まで当たり前にできていたことが思うようにできませんでした。

でも、できないからといって何もしないわけにもいきません。

そこで、あれこれ試しながらなんとか生活できる方法を探していました。

今回は、そんな私が実際にやってみて「これはよかった!」と思った工夫をご紹介します。

ちょっと変わった方法もありますが(笑)、同じように利き手が使えなくて困っている方の参考になれば嬉しいです!

ひじが大活躍!ラップをかける方法

料理をするとき、地味に困ったのがラップをかけること。

普通なら片手で食品を押さえ、もう片方の手でラップを引き出して切ればいいですよね。

でも、右手が使えない私は左手しか使えません。

ラップを引き出すのも、切るのも、片手ではなかなか難しい!

そこで活躍したのが、なんと「ひじ」です。

私がやっていた方法はこちら。

  1. 左手でラップを持ち、少し引き出す。
  2. 引き出したラップを口でくわえる。
  3. 左手でさらにラップを引き出し、テーブルに置く。
  4. テーブルに置いたラップをひじで押さえる。
  5. 左手でラップを切る。

これで、なんとかラップを切ることができました!

まさか日常生活で、こんなにひじを使うことになるとは(笑)。

使えるものは、ひじでも使う!

利き手が使えない生活では、ひじも立派な助っ人でした。

※口でラップをくわえる方法は、衛生面やラップの扱いに注意が必要です。無理のない方法を選んでくださいね。

爪切りが使えない!爪やすりでひたすら削る

私はお客様に触れる仕事のため、普段から爪やすりを使っていました。

爪切りを使っていた方の参考になれば。

 

爪を切る。

これも、普段は何も考えずにできることのひとつですよね。

ところが爪切りは片手ではうまく使えません。

そこで、爪やすりの出番です。

右手の爪は、左手で爪やすりを持って、ひたすら削る。

問題は、左手の爪です。

爪やすりを持つ左手の爪を、どうやって削るのか?

そこで私が編み出した方法は……

あぐらをかいて、両足の指で爪やすりを押さえる!

その状態で、左手の爪を少しずつ削っていました。

足の指まで使うことになるとは、思ってもいませんでした(笑)。

普段は意識しないけれど、両手が使えるって本当に便利なことなんですね。

ゴミ袋が結べない!ここでも足の指が活躍

ゴミを出すときにも困りました。

ゴミ袋の口を結ぶには、両手を使います。

でも、私には左手しかありません。

そこで、またまた登場するのが足の指!

片方の袋の端を足の指で押さえ、左手で反対側を持ちます。

そして、左手と足の指を使って、なんとかゴミ袋を結ぶ!

これも、慣れるまでは大変でした。

今までなら、何も考えずにできていたゴミ出し。

片手しか使えないと、こんなところでも工夫が必要なんです。

足の指って、意外と器用なんですね(笑)。

ようやく解禁!初めて傷口を洗う

手術後は、感染症を防ぐために傷口はガーゼとテープで保護されていました。

そして、ようやく傷口を洗ってもいいことに!

夏だったこともあって、保護していたテープを外したときには、汗のにおいも気になる……。

でも、実は私、傷口を見ることも触ることも苦手なんです。

自分の傷口とはいえ、見るのも怖いし、触るなんてとんでもない!

そこでお風呂では、まず膝の上にボディソープの泡をのせ、そこに手首をそっと置いて、泡でやさしく洗うことにしました。

傷口を直視したり、直接触ったりするのが怖かったので、自分なりに考えた方法です。

手の甲の部分も洗ってみたら、びっくり!

垢がポロポロとたくさん出てきたんです。

考えてみれば、手術から20日ほど。ずっとガーゼやテープで保護されていたんだから、そりゃそうだよね(笑)。

ようやく手を洗えるようになったことは、うれしかったです。

片手生活は、工夫の連続

手首を骨折してから、今まで当たり前にできていたことが、できなくなりました。

ラップを切る。

爪を整える。

ゴミ袋を結ぶ。

身体や頭を洗う。

ひとつひとつは小さなことですが、毎日の生活では欠かせないことばかりです。

最初は「どうしよう……」と思うことも多かったけれど、試行錯誤しながら、なんとか自分なりの方法を見つけてきました。

もちろん、すべてがうまくいくわけではなかったけど

今までどおりにできなくても、別の方法でできることがある。

これは、利き手が使えなくなって初めて気づいたことでした。

同じように手首を骨折して、日常生活に困っている方へ。

焦らず、自分にできる方法を少しずつ見つけていきましょう。

私の体験が、何かひとつでも参考になれば嬉しいです。

クリームパンは大分落ち着きました

 

 

 

 

 


次回予告

手術が終わっても、まだまだ続くリハビリ。

動かそうとしても、手が思うように動かない。

そして、主治医や理学療法士さんから言われた言葉に恐怖を感じることに……。

次回は、想像以上につらかったリハビリの日々について書きます。

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