手術当日、そして術後の辛さ
翌朝、まだ夜明けの光が差し込む前に目を覚ましました
看護師さんから「手術着に着替えてくださいね」と言われ
いよいよ現実感が増してきます
水分もとっていないせいで喉はカラカラ、緊張感もマックス
歩ける状態だったので、迎えに来てくれた看護師さんと一緒に
歩いて手術室へ向かいました
途中、ナースステーションの前を通ったとき
看護師さんが「◯◯さん手術行ってきま〜す」と声をかけると
「行ってらっしゃ〜い!」という声が返ってきました
その一言で、少しだけ心がほぐれたのを覚えています
いよいよ手術!!
手術室に着くと、昨日説明してくれた看護師さんの顔がありました
知らない人ばかりの中で、ひとりでも見覚えのある人がいるだけで
驚くほど安心できるものですね
麻酔科の先生が「麻酔しますね、ちょっと腕がピリピリしますよ」
と声をかけてくれ、看護師さんが腕をさすってくれました
点滴の針が入っている管に麻酔薬が流れ
体がふわっと浮いた感じ?
麻酔が効かないのでは…と怖くて頑張って起きていようとしましたが
きっと10秒も経たずに眠ってしまったと思います
麻酔から目覚めたときの世界
「◯◯さ〜ん」と肩を叩かれる感覚で目が覚めました
ストレッチャー?と言うんでしょうか?
横たわったまま移動している最中のようです
呼吸用の管を入れていたせいで、咳が出るかもとは聞いていたけど
喉がイガイガして咳が止まりません
咳をするたびに手術した腕に響いて痛い…
病室に戻ると、テレビで見たことのあるような
「いっちに〜さ〜ん」の掛け声でベッドに移されましたが
まだ咳が止まらず、辛さが増していきます
そして今度は腕の痛みが襲ってきました
骨折の痛みとは違う、燃えるような熱い痛み
切開しているところの痛みなのかな
とぼんやり思いながら、痛みを訴えました
看護師さんから「手術中に痛み止めの点滴をしたばかりなので
あと4時間は追加できません、座薬を入れましょう」と言われ
我慢の時間が続きます
痰を出すようにと言われても、横になったままではうまく出せず
脚には圧着ストッキング、その上にポンプがついていて動けない状態
鼻と口には酸素マスク?と言うのかな?
指には酸素計測のクリップ
どれも必要なものだとわかっていても
咳が止まらないのに鼻をふさがれ口呼吸しかできない苦しさ
クリップを外したい衝動…
点滴や体温、血圧などの細かいチェックが何度も入り
看護師さんがひっきりなしに来てくれましたが、長い時間に感じました
ようやく水が飲めた!
14時を過ぎてようやく「水を飲んでいいですよ」と言われた
喉はカラカラで、ずっと咳が止まらなかったから
冷たい水が喉を通った瞬間、思わず「生き返った…」と感じた
たった一口の水が、こんなにもありがたいなんて
次回は…
手術が終わったものの、翌日からは痛みとの格闘
そして日常の小さな動きすらも看護師さんに助けてもらわなければならない現実
心電図・酸素の計測器・足のポンプ・点滴…
身体中に付けられた機器を、全部外してしまいたい衝動に駆られながら、
少しずつリハビリが始まります
次回は、そんな術後翌日から始まった
「痛みとリハビリとの戦い」について綴っていきます
そして、実際の入院中の写真もアップしていこうと思います
苦手な方はご注意くださいね
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